回転日数
読み方: | かいてんにっすう |
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分類: | 信用取引 |
回転日数は、株式投資において、信用取引で新規に「買い」または「売り」建ててから返済するまでの平均日数をいいます。
信用取引を開始した投資家がその建玉(ポジション)を平均して何日間で解消したのかを示すもので、例えば、回転日数が7日の場合、信用取引を開始後、平均して7日間で全ての投資家が一旦ポジションを解消していることを意味します。
一般に回転日数は、直近の株価動向を占う上で、信用倍率や貸借倍率、信用残、信用評価損益率と共に、信用取引で重視される指標の一つとなっており、通常、回転日数が異常に短くない限り、長いよりも短い方が玉整理も適度に進んでいることになり、相場には良い状況と言えます。
◎回転日数が異常に短いのは、短期決戦の投資家が増えて、市場が投機化していることを示す。
◎回転日数が長いのは、当初の予想が外れて未決済になっている建玉が多く、玉整理が順調に進んでいないことを示す。
ちなみに、過去の経験則によると、市場全体の回転日数が10日程度であると売買が活発で、また5日を下回ると投機的な状態とされています。
回転日数=〔(買の信用建玉残+売の信用建玉残)×2〕/(当日の新規約定+当日の返済約定)