見切り千両
読み方: | みきりせんりょう |
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分類: | 格言 |
見切り千両は、投資において、含み損(評価損)の状態にある場合、今後の反転を期待して保有し続けるのではなく、期待せずに手放して損切りするのが重要であることをいいます。これは、株式や債券、投資信託、商品先物、FXなど、投資全般で参考になる格言(教訓)で、「見切り千両、損切り万両」と言うこともあります。
一般に保有するポートフォリオやポジションに評価損が生じた場合、甘い期待で回復を待ってずるずると保有し続けると、想定外に損失が大きく膨らむ可能性があるため、早めに見切って(損切りをして)、損失を限定的なものに抑えることが重要になります。実際のところ、この対応ができないために、思わぬ大損を出すことは決して珍しくありません。
なお、本格言は、投資のリスク管理において、的を得た教訓ですが、一方で損切りという心理的な負担(損失への恐怖)が伴うため、実践できる人は非常に少なく、初級者から中上級者へとレベルアップする上で大きなカギとなっています。