逆進税
【読み方:ぎゃくしんぜい、分類:税分類】
逆進税は、税の概念の一つで、「累減税」や「累退税」とも呼ばれ、課税標準の増加に伴って、税率が次第に低くなる税をいいます。
現在、日本の税制には存在しませんが、一方で身近な消費税については、所得が高い人も低い人も同じ税率を負担することになり、所得額が高くなる程、その中に占める課税額の割合が減少するので、「逆進的性格」を持つと言われています。
一方で、逆進税に対して、課税標準の増加に伴って、高い税率が適用される税を「累進税」、また課税標準の大小に関わりなく、同じ税率で課税する税を「比例税」と言います。