目的税

【読み方:もくてきぜい、分類:税分類】

目的税は、税金の分類(租税の使途による区分)の一つで、その使途が特に定められている税金の総称をいいます。これは、特定の経費に充てるために課される租税を指し、具体的には、電源開発促進税都市計画税国民健康保険税水利地益税などが挙げられます。

一方で、目的税に対して、使途を特定せず、一般経費に充てるために課される租税(その使途が特に定められていない税金)を「普通税(一般税)」と言います。

目的税の概要

一般に財政民主主義から導き出される予算原則として、特定の収入と特定の支出を結びつけてはならないという「ノン・アフェクタシオンの原則」があり、目的税は財政民主主義という観点からは、本来望ましくないものとされています。

それゆえ、今日では、普通税が一般的で、国税は原則として普通税により、また地方税は例外的に目的税を併用しています。

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