対数チャート
【読み方:たいすうちゃーと、分類:チャート】
対数チャートは、縦の目盛において、対数目盛を用いたチャートをいいます。
対数目盛(Logarithmic Scale)とは、目盛の間隔を対数を使って調整したもので、対数チャートでは、その表示方法で「何円(何ポイント)上下したか」ではなく、「何%上下したか」を基準に目盛りをとる表示形式となっています。
例えば、株価が1,000円の時、100円の値動きは10%なのに対して、株価が2,000円の時、100円の値動きは5%となり、その意味は大きく異なり、これを修正するものが「対数チャート」です。
一般に対数チャートでは、価格間の変化率の差を示し、値動きの比率が同じなら等間隔になるように目盛が切られており、特に高値と安値の値幅が大きくなる長期間の価格分析に有効とされています。また、価格水準に大きな差がある場合にも、対数チャートであれば、トレンドラインなどを適切に引くことができます。