ダイヤモンド・フォーメーション
【英語:Diamond formation、分類:チャート】
ダイヤモンド・フォーメーションは、「ダイヤモンド型」とも呼ばれ、ダイヤモンドのような形(ひし形)で高値と安値が形成されていくチャートパターンをいいます。
主に相場の天井圏で現れる珍しい形状で、見方によっては、ひし形を真ん中で二つに割った左半分と右半分の2つの三角形から構成されているとも言え、基本的に弱気パターンとされます。また、価格が後半部分の上昇トレンドラインを下回った時点で完成し、下降トレンドに転換します。
一般にダイヤモンド・フォーメーションは、2つの三角形と見た場合、三角保合いを二度経たと考えれば、高値圏のもみ合い(拡張から収束)の中で蓄えられたエネルギーがそれだけ強いということになり、そのブレイクと同時に一気に力が放出されて相場が転換すると考えられます。
なお、実際の分析にあたっては、チャート上でラインを引くのが難しく、ダイヤモンド・フォーメーションを見極めるには、ある程度の熟練が必要になります。