トライアングル型
【英語:Triangle、分類:チャート】
トライアングル型は、「トライアングル・フォーメーション」とも呼ばれ、収束する価格帯に沿って上下のライン(上値抵抗線と下値支持線)を引くことで描かれるチャートパターンをいいます。
コンティニュエーション・パターン(継続パターン)の一つで、チャート上でラインを引いた時に三角形の形状となることに由来し、日本語では「三角保ち合い」とも呼ばれます。通常、市場参加者の迷い(相場の方向性への自信のなさ)がチャート上に明確に表れたものと言え、トレンドが一旦停止する状態となっています。
一般にトライアングル型の形状は、大きく分けて、シンメトリカル、アセンディング、ディセンディングの3つがあり、いずれも相場の転機となりますが、一方でブレイクアウト後の方向性は大きく異なります。
|シンメトリカル・トライアングル|
連続した山と谷を結ぶ2本のラインが収束することを特徴とするチャートパターン。売り方と買い方のバランスが拮抗している状態を表し、上下どちらにブレイクアウトするのかが予想しずらい。
|アセンディング・トライアングル|
高値圏では水平ラインが引かれ、安値圏では上昇ラインが引かれるような値動きによって形成されるチャートパターン。強気のフォーメーションで、ブレイクアウト後には一段の上昇となるケースが多い。
|ディセンディング・トライアングル|
高値圏では下降ラインが引かれ、安値圏では水平ラインが引かれるような値動きによって形成されるチャートパターン。弱気のフォーメーションで、ブレイクアウト後には一段の下落となるケースが多い。