国際決済銀行(BIS)

読み方: こくさいけっさいぎんこう
正式名: Bank of International Settlement (BIS)
分類: 世界経済|国際機関

BISは、"Bank for International Settlements"の略で、日本語では「国際決済銀行」と訳され、1930年1月に世界の主要国が出資し、その中央銀行をメンバーとする国際銀行をいいます。これは、スイスのバーゼルに本部を置き、元々はドイツの第一次世界大戦の賠償支払いに関する事務を取扱っており、それが名称の由来となっています。そして、第二次世界大戦後は、主として中央銀行間の国際協力の要として活動していますが、その目的は、中央銀行間の協力の促進、国際金融業務に対する便宜の供与、国際金融決済の受託・代理業務などを行うこととなっています。具体的には、各国の中央銀行からの預金の受け入れや為替の売買を行っているほか、国際金融問題について各国の中央銀行が討論する場ともなっています。

現在、BISでは、毎年6月(7月)に年次総会が開催され、それ以外にも検討内容に応じてメンバーを入れ替えた、(1)G10総裁会議(Meetings of the Governors of the G10 Countries:11か国の中央銀行総裁による会議)、(2)グローバル・エコノミー総裁会議(Global Economy Meetings:主要先進国とエマージング・マーケット諸国の中央銀行総裁による会議)、(3)拡大総裁会議(All Governor's Meetings:加盟している全ての中央銀行総裁による会議)の3つの会合(総称して「中央銀行総裁会議(総裁会議)」)が開催されています。また、G10の会議に報告する様々な常設委員会(バーゼル銀行監督委員会、支払・決済システム委員会、グローバル金融システム委員会等)があり、BIS自己資本比率規制は、その一つであるバーゼル銀行監督委員会で定められています。

なお、BISの事実上の最高意志決定機関である理事会は、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、ベルギーから派遣される職権理事6人と任命理事6人、それに日本、カナダ、オランダ、スウェーデン、スイスが派遣する選出理事5人の、合計17人の理事で構成されています。

日本銀行は、1994年9月以降、理事会のメンバーとなっている。