財政再建

読み方: ざいせいさいけん
分類: 日本経済|財政

財政再建は、国や地方自治体において、悪化している財政を健全な状態に戻すことをいいます。これは、国や地方自治体が行政活動や公共政策などの遂行のために行う、資金の調達・管理・支出などの経済活動である「財政」が大きく悪化している時に、現状の収支バランスを抜本的に改善すると共に、債務返済を進めて債務残高を縮小して、慢性的な赤字財政を健全な状態に戻すことを指します。具体的には、歳出面の改善(支出減)では、予算(出費)の大幅カットや公共事業の抑制、公務員の人件費削減などが挙げられ、一方で歳入面の改善(収入増)では、税金や社会保険料の負担増などが挙げられます。

現在、日本は、総債務残高の対国内総生産(GDP)比が主要先進国の中で最悪の水準にあり、また基礎的財政収支(プライマリーバランス)も赤字が続き、毎年、国家財政は悪化し続けています。その背景には、歴代政権の大半が財政再建に積極的ではなく、財政支出を増やして景気を回復させるという「旧来型のバラマキ政策」に固執し続けたことがあります。また、毎年増え続ける社会保障費の削減については先送りし、将来の税収増につながる成長戦略の要となる規制緩和には躊躇しています。なお、このような状況に至った今でも、首相を始めとした政治家の財政再建の意欲はあまり高くなく、未だに「景気回復や経済成長による収入増による財政再建」という淡い期待を抱き、日本の国家財政は日々悪化し続けています。