権利部

読み方: けんりぶ
分類: 不動産|登記

権利部は、不動産登記簿において、不動産の権利に関する状況を記載した部分のことをいいます。これは、一筆の土地または一個の建物毎に作成される登記記録のうち、所有権や地上権、賃借権、抵当権などの権利に関する状況を記載した部分のことで、「甲区」と「乙区」に分かれます。また、マンションなどの区分建物では、その建物敷地に関する権利(敷地権)が記録される場合があり、この敷地権についての権利関係は、区分建物の甲区、乙区の登記によって公示されます。

一般に不動産登記簿は、不動産の物的状況や所有者状況、権利関係を公示するために、登記所に備え付けられた登記記録のことで、「表題部」と「権利部」に区分して作成されています。なお、権利部という用語は、昔は使用されていませんでしたが、不動産登記法の全面改正(2004年6月18日公布、2005年3月7日施行)により導入されました。

●甲区の記録事項

所有者に関する事項が記録されており、その所有者は誰で、いつ、どんな原因で所有権を取得したかが分かる(所有権移転登記、所有権に関する仮登記、差押え、仮処分など)。

●乙区の記録事項

所有権以外の権利に関する事項が記録されている(抵当権設定、地上権設定、地役権設定など)。