XPD
読み方: | えっくすぴーでぃー |
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分類: | 貴金属 |
XPDは、ISO 4217で定められた、アルファベット3文字で記述した貴金属の「パラジウム(Palladium)」の世界共通で用いられる通貨コードをいいます。
ISO 4217とは、ISO(国際標準化機構)で制定された国際標準の一つで、各国あるいは各地域の通貨を3文字のコードで記述できるようにしたもので、現在、通貨だけでなく、貴金属や国際的なファイナンスで使われるものも含んでおり、貴金属のコードは全部「X」で始まります。
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XPD(パラジウム)の概要
パラジウムは、金やプラチナと同じ貴金属で、その単体は柔らかい銀白色の耐食性に優れた白金族元素の一つです。
1803年にイギリスの化学者・物理学者のウイリアム・ウォラストンによって発見され、その名称は、当時発見されて話題となっていた「小惑星パラス(Pallas)」に由来するそうです。
XPD(パラジウム)の特色と用途
パラジウムは、水素を取り込む能力に優れており、自己の体積の935倍もの水素を吸蔵することが出来るため、水素化の触媒や水素精製に使用されています。
また、白金系金属の中では、融点が1554度と最も低いことから加工性に優れ、さらに他金属との合金も容易であり、自動車用触媒、電子・電気材料用、宝飾用合金、歯科用合金など広く利用されています。