コンソル公債
読み方: | こんそるこうさい |
---|---|
英語: | Consols |
分類: | 公債 |
コンソル公債(Consols)は、英国で発行された、償還期限がなく永久に利子が支払われる仕組みの永久公債をいいます。
1752年にヘンリー・ペラム首相が政府の財政問題に対処するために、各種公債(債務)を統合・一元化して発行したのが始まりで、現在、ロンドン金融市場に8銘柄が存在しています。また、その名称であるコンソル(Consol)は、借金などをまとめて整理するという意味(英語)の「consolidate」に由来します。
一般にコンソル公債は、永久債の代表的な存在で、利子と価格を説明する上で非常に分かりやすい実例であることから、経済学での様々な説明に使われることが多いです(利子が永久支払いであることから、債券価格は利子額/利子率により簡単に計算可能)。
なお、本債券は、市場金利の変動に対して、有期債と比べた場合、価格変動が激しいことが特徴として挙げられます。