シカゴIMM通貨先物ポジション(IMMポジション)
読み方: | しかごあいえむえむつうかさきものぽじしょん |
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分類: | 外国為替市場 |
シカゴIMM通貨先物ポジションは、「IMMポジション」とも呼ばれ、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)で取引されている通貨先物のポジションをいいます。
現在、IMMポジションの公表されているデータの中で、Non-Commercial(投機筋)のLong(買い持ち)とShort(売り持ち)の枚数が最も注目されています。
具体的には、取引に参加しているヘッジファンドや金融機関などの投機的なポジション(現在どの通貨を買い持ちまたは売り持ちにしているか)を示しており、買い持ちが過大になれば相場下落、売り持ちが過大になれば相場上昇の可能性が高まっていると考えられます。
長年、外国為替取引において、IMMポジションの変化を見て、相場の方向性(トレンド)を判断する際の材料の一つにしている市場参加者も多いです。
<IMMポジションの注意点>
◎IMMとは、"International Monetary Market"の略で、CMEにある国際通貨市場のことをいい、本呼称(IMM)は、日本ではまだ使われているが、CMEでは既に使われていない。
◎金曜日の取引終了後に火曜日時点の数値が発表される形になっているため、情報の遅れを考慮する必要がある。
◎大口のヘッジファンドなどは、手口が公開されることを避けるため、通貨先物を利用しないと言われており、必ずしも投機筋の動向が正確に反映されている訳ではない。