デルタヘッジ
英語: | Delta hedge |
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分類: | オプション |
デルタヘッジは、オプション取引において、デルタを利用してオプションの価格変動リスクを回避する方法をいいます。
デルタ(Delta)とは、オプションのリスク指標の一つで、原資産価格の変動に対して、オプション価格がどの程度変動するかを示す指標(0~1の値)をいいます。
一般に資産運用において、損益(価値)に振れが出ないような状態を作り出すことを「ヘッジ」と言い、またデルタヘッジとは、原資産の価値変化とオプションの価値変化を、デルタ値の合計がなるべく小さくなるようにして、トータルで価値の変動を軽減することをいいます。
例えば、A社株(100株単位)のコールオプション10単位の買いポジションを保有し、デルタが0.5とすると、0.5×10×100=500となり、この場合、5単位のA社株の売りポジションを保有することにより、オプションの価格変動リスクを回避することができます。
なお、オプション取引において、デルタを0にすれば、原資産価格の変動の影響を受けないことになり、このようにデルタを0にする方法を「デルタ・ニュートラル・ヘッジ」と言います。