デルタ
英語: | Delta |
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分類: | オプション |
デルタ(Delta)は、基本的な意味として、ギリシャ文字の第四字、数学で変数または関数の変量を表す記号、三角形をしたものなどをいいます。これは、オプション取引においては、リスク管理指標(リスクファクター)の一つで、原資産の変動に対して、オプション価格がどの程度変動するかを示す指標をいいます。
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デルタの意味
デルタは、「市場感応度(センシティビティ)」を示すもので、原資産価格が変化する場合に、オプション価格がどの程度変化するかを計測するものです。例えば、デルタが50%というのは、原資産価格がごく小さい範囲で変化するなら、オプション価格が原資産価格の変化額のおよそ50%変化することを意味します。
また、デルタを利用して、オプションの価格変動リスクを回避する方法を「デルタヘッジ」と言います。
デルタの数値
デルタは、数学的には、原資産価格でオプション価格を偏微分したもので、すなわち、オプション価格と原資産価格の間に成立する曲線の傾きを指します。通常、その値は、0から絶対値1の間となり、デルタ値が絶対値1に近づくほど、オプション価格は原資産の価格変動の影響を大きく受けることになります。
デルタ=オプション価格の変化額/原資産価格の変化額
◎ITM(イン・ザ・マネー)の状態が深いほど、デルタの値は大きくなり(プラスマイナス1に近づき)、オプション価格が原資産価格に連動して変動する。
◎OTM(アウト・オブ・ザ・マネー)の状態が深いほど、デルタの値は小さくなり(ゼロに近づき)、原資産価格とオプション価格の連動性は低下する。