金利フロア
読み方: | きんりふろあ |
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英語: | Floor |
分類: | オプション |
金利フロアは、フロア(オプション)の買い手が売り手に対してプレミアム(オプション料)を支払うことによって、契約期間中の各金利更改日に基準金利がフロアレート(約定下限金利)を下回った場合に、その差額(金利差)を受け取ることができる取引をいいます。
金利オプションの一種で、デリバティブを活用した金利下限契約であり、フロアの買い手は主に変動金利の低下リスクのヘッジに利用し、またフロアの売り手は調達コストの低減のために利用するのが一般的です。
例えば、期間2年で3mTIBORを下限金利1.5%で約定した場合、契約期間中の2年間、3カ月毎にTIBORが1.5%を下回った時にフロアの買い手は売り手から1.5%を下回った分の差額を受け取れるため、金利の低下リスクをヘッジすることができます。
<金利オプションについて>
金利オプションは、金利や金利デリバティブを予め決められた特定の価格(権利行使価格)で「買う権利」または「売る権利」を売買するオプション取引で、代表的なものには、スワップション、金利キャップ、金利フロアの3つがある。