金利キャップ
読み方: | きんりきゃっぷ |
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英語: | Cap |
分類: | オプション |
金利キャップは、キャップ(オプション)の買い手が売り手に対してプレミアム(オプション料)を支払うことによって、契約期間中の各金利更改日に基準金利がキャップレート(約定上限金利)を上回った場合に、その差額(金利差)を受け取ることができる取引をいいます。
金利オプションの一種で、デリバティブを活用した金利上限契約であり、キャップの買い手は主に変動金利の上昇リスクのヘッジに利用し、またキャップの売り手は利回り向上のために利用するのが一般的です。
例えば、期間2年で3mTIBORを上限金利2.0%で約定した場合、契約期間中の2年間、3カ月毎にTIBORが2.0%を上回った時にキャップの買い手は売り手から2.0%を上回った分の差額を受け取れるため、金利の上昇リスクをヘッジすることができます。
<金利オプションについて>
金利オプションは、金利や金利デリバティブを予め決められた特定の価格(権利行使価格)で「買う権利」または「売る権利」を売買するオプション取引で、代表的なものには、スワップション、金利キャップ、金利フロアの3つがある。