フィッシャー効果
読み方: | ふぃっしゃーこうか |
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英語: | Fisher effect |
分類: | 概念 |
フィッシャー効果は、米国の経済学者であったアーヴィング・フィッシャー(1867-1947)が指摘したことに由来する呼称で、期待インフレ率の変化が名目金利の変化に影響を及ぼすことをいいます。
具体的には、期待インフレ率と名目金利が同じ大きさだけ動く状況(期待インフレ率と名目金利の一対一の関係)を想定したもので、期待インフレ率が変化しても、実質金利(=名目金利ー期待インフレ率)は変わらないという見解となっています。
ちなみに、フィッシャー自身もフィッシャー効果が常に成立するとは考えていなかったそうです。