日銀考査
読み方: | にちぎんこうさ |
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分類: | リスク管理 |
日銀考査は、日本銀行が取引先の金融機関に立ち入って行う実態調査をいいます。
具体的には、銀行や信用金庫、証券会社など、当座預金取引の相手方である取引先金融機関等の業務や財産の状況を把握することを目的として、日銀が取引先との契約に基づいて行う立入調査であり、経営実態の把握に加えて、各種のリスク管理体制も点検し、必要に応じてそれらの改善を促すことを通じて、金融システムの安定性の確保に寄与しています。
現在、日銀では、ウェブサイトなどで、考査の基本的な考え方や考査実施上の重点ポイントなどを記載した「毎年度の実施方針等」を政策委員会の議決を経て決定し公表しているほか、考査を実施した金融機関等名や実施時期なども公表しています。