G-SIBsバッファー

読み方: じーしぶずばっふぁー
分類: 金融規制

G-SIBsバッファーは、「G-SIBsサーチャージ」とも呼ばれ、バーゼル3で導入された資本バッファーの一つで、G-SIBsを対象として、資本バッファーに上乗せされる資本をいいます。

具体的には、グローバルなシステム上、重要な銀行である「G-SIBs(Global Systemically Important Banks)」の金融システム上の重要性に鑑み、経営破綻の可能性を低減させる目的で、損失の吸収のために資本を増強させるものであり、資本保全バッファーの拡張として、普通株式等Tier 1での充当が求められます。

現在、G-SIBsバッファーの水準(比率)は、対象国の金融当局において、バーゼル委員会の基準(1.0%-3.5%)に基づき、対象金融機関毎に設定されますが、一方でその設定基準は資本バッファー枠組みでは明らかにされていません。

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