バーゼル銀行監督委員会(BCBS)
読み方: | ばーぜるぎんこうかんとくいいんかい |
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英語: | Basle Committee on Banking Supervision(BCBS) |
分類: | 国際機関 |
バーゼル銀行監督委員会(BCBS)は、「バーゼル委員会」とも呼ばれ、日米欧などの中央銀行や金融監督当局で構成し、銀行監督に関する協力・協議を行うための国際機関をいいます。
1974年にG10諸国の中央銀行総裁らの合意により、スイスのバーゼルで創設された機関で、国際決済銀行(BIS)に事務局を置き、4年に1度、定期委員会を開催しており、銀行の監督及びリスク管理に関する実務(標準、指針、推奨)を世界的に促進し、強化することに取り組んでいます。
日本からは、日本銀行と金融庁が国際的な金融規制の策定に向けた議論に関与・参画しています。
◎銀行のプルデンシャル規制(健全性規制)に関する主要な国際基準を設定し、銀行監督問題に関する定期的な協力の場を提供している。
◎1988年に銀行の自己資本比率に関する規制である「バーゼル合意(BIS規制)」を公表した。
◎2004年にBIS規制の内容を見直し、より金融機関のリスクを反映させた「バーゼル2」を公表した。
◎2010年に、国際的に業務を展開している銀行の自己資本の質と量の見直しが柱となっている「バーゼル3」を公表した。
<バーゼル銀行監督委員会のメンバー>
アルゼンチン、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、中国、EU、フランス、ドイツ、香港特別行政区、インド、インドネシア、イタリア、日本、韓国、ルクセンブルク、メキシコ、オランダ、ロシア、サウジアラビア、シンガポール、南アフリカ、スペイン、スウェーデン、スイス、トルコ、英国、及び米国から構成されています(Membership - 28 jurisdictions / 45 institutions)。