ブラックアウト・ルール

英語: Black out rule
分類: 規則

ブラックアウト・ルールは、単に「ブラックアウト」とも呼ばれ、中央銀行の政策決定会合のメンバーが、政策決定会合の前後の時期に、金融政策に関することについて発言することを禁じたルールをいいます。

金融政策に関することが事前に口外されてしまうと、市場関係者やアナリストなどが予想してマーケット(市場)が先に動いてしまい、会見(発表)が効果的に行えないことを回避するためのもので、各国(先進国等)の中央銀行において、それぞれルール(規則)が定められています。

現在、日本銀行においては、金融政策に関する対外発言について、政策委員会内の申し合わせで取り決められています。具体的には、各金融政策決定会合の2営業日前(会合が2営業日以上にわたる場合には会合開始日の2営業日前)から会合終了当日の総裁記者会見終了時刻までの期間は、国会において発言する場合等を除き、金融政策及び金融経済情勢に関し、外部に対して発言しないこととされています。

ちなみに、ブラックアウト・ルールの適用期間が一番長いのは米国で、FRB(連邦準備制度理事会)の関係者が金融政策に関して踏み込んだ発言をしてはならない期間は、FOMC(連邦公開市場委員会)が開催される前々週の土曜日からFOMC終了時までとなっています。

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