日経株価指数300(日経300)

読み方: にっけいかぶかしすう300
英語: Nikkei 300 stock average
分類: 株価指数(日本)

日経株価指数300(日経300)は、日本経済新聞社が「より少ない銘柄で市場の実勢を的確に表す」ことを目的に開発した時価総額加重型の株価指数をいいます。

東証株価指数(TOPIX)と同じタイプの指数で、東京証券取引所のプライム市場に上場する銘柄の中から、流動性や業績などを考慮の上、市場代表性や業種代表性に基づいて選定された構成銘柄に対し、その構成銘柄の時価総額合計額を「基準時価総額」で割って算出します。

また、本指数の組成にあたっては、原則として、各業種のうち時価総額の大きな銘柄で構成し、年1回、定期的に銘柄を見直すことで市場環境の変化に対応しています。

日経300の算出方法

・構成銘柄の時価総額合計額を「基準時価総額」で割って算出する。
・算出開始は1993年10月8日。1982年10月1月の値を100として、現在は東京証券取引所が開場している時間帯に5秒間隔で算出している。
・各構成銘柄の株価は、1.特別気配または連続約定気配、2.現在値、3.基準価格の優先順で採用する。
・市況変動によらない時価総額の増減については、連続性を維持するために、その発生の都度、基準時価総額を修正する。

日経300の銘柄管理

・毎年9月に定期見直し作業を行い、10月初めに除外・補充を実施する。見直しの結果、除外・補充が発生しない場合もあり。
・定期見直しの際は、まず母集団の選定を行った後、1.候補銘柄選定、2.調整の二つの過程で除外・補充銘柄を選定する。
・選定時に東証上場後2年を経過していない銘柄は、原則として補充候補にせず。また、除外・補充の銘柄数に制限はなし。
・除外・補充銘柄は、学識経験者、専門家等の意見を得た上で、日本経済新聞社が決定し、発表する。

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