日経商品指数42種
読み方: | にっけいしょうひんしすう42しゅ |
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分類: | 商品指数 |
日経商品指数42種は、日本経済新聞社が開発した、景気動向に敏感な主要商品42種の企業間取引価格を指数化した商品価格指数をいいます。
日経商品指数17種の品目を42種に拡充した総合指数で、これには、42種の商品を繊維、鋼材、非鉄、木材、化学、石油、紙・板紙、食品、その他の9つの商品群に分けた類別指数もあり、1970年の平均価格を100として、品目毎のウエート付けをしない幾何平均法で算出し、月次で公表しています(速報として週末値も算出)。
また、主要商品の国内企業間取引価格を基にしているため、内閣府が作成・発表する景気動向指数の先行系列の一つにも採用されています。
現在、日経商品指数は「17種」と「42種」からなり、景気動向に敏感な値動きを示す主要商品の卸価格を基に算出しており、17種・42種ともに多くの事業者が自由に現物を取引し、需給や競争によって価格が変動する品目を採用しています。
◎市場規模や取引の変化に応じて品目を入れ替え、景気の先行指標としての信頼性を維持している(現在は2006年10月に入れ替えた品目ベースで算出)。
◎景気の後退や回復の各局面に対して、早く反応する傾向があるため、景気動向を占う指標としても注目されている。