ロジャーズ国際コモディティ指数

ロジャーズ国際コモディティ指数（RICI）は、世界的な著名投資家であるジム・ロジャーズ氏（Jim Rogers）が1990年代後半に開発した商品先物指数をいいます。

幅広い国際的な手段でコモディティに一貫して投資するニーズに応えるために開発されたもので、ジム・ロジャーズ氏が議長を務めるRICI委員会において、各品目の需要見通し及び先物市場の流動性などを勘案して、指数を構成する品目及び比率が定期的に見直されます（1998年8月を基準値1000として算出）。

現在、本指数に連動して運用する投資信託（ファンド）が国内外で販売されており、日本においては、大和アセットマネジメントが運用する「ダイワ/ロジャーズ国際コモディティ・ファンド」が知られています。

＜RICIの構成銘柄＞

●エネルギー

原油（WTI、ブレント）、天然ガス、RBOBガソリン、ヒーティング・オイル、ガス・オイル

●産業金属

アルミニウム、銅、鉛、亜鉛、ニッケル、スズ

●貴金属

金、銀、プラチナ、パラジウム

●家畜

牛肉、豚赤身肉

●穀物

小麦（CBOT、CME）、トウモロコシ、大豆、大豆油、欧州小麦、大豆粕、菜種、米、オーツ麦、春小麦（MGEX）

●ソフト

綿花、砂糖、白糖、コーヒー、ココア、オレンジジュース、牛乳

●その他

ゴム、板材