アドオン返済
読み方: | あどおんへんさい |
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分類: | 返済 |
アドオン返済は、クレジットカードの分割払い、車やバイクのローンの分割払いなどにたまに見られるもので、返済終了まで当初の借入額を元本とみなし、利息を計算する返済方法をいいます。
具体的には、分割手数料を現金価格に上乗せするという「アドオン(add on)」の意味から、現金価格(元本)に手数料総額(金利総額)を加えた「割賦販売価格(元本+金利総額)」を返済回数で割って、毎回の返済額を計算するという仕組みになっています。
一般に通常の返済方式では、減っていく元本(残高)に金利を掛けるのに対して、アドオン返済では、最初の元本に金利を掛けるため、掛ける金利(=アドオン金利)より実質金利が高くなるという特色があります。また、途中で繰上返済をしても、支払利息の軽減効果はありません。
現在、割賦販売法では、アドオン金利の表示は禁止されており、実質年利での表示が義務付けられています。
<ローンのアドオン返済の場合>
借入金額(元本)に利率(金利)と期間を掛けて利息額を算出し、この利息を元本に加えた金額を均等に分割して返済する。