内部監査

読み方: ないぶかんさ
英語: Internal audit
分類: 監査

内部監査は、企業の内部の人間によって行われる監査をいいます。これは、企業内において、他の部署から独立した「監査課」や「監査室」といった内部監査部門が、社内ルールの順守、業務の効率化、組織内の問題、顧客への対応、リスクのアプローチ、不正の早期発見・防止などをチェックすることを指します。

一般に内部監査部門は、財務諸表の適法性をチェックする監査法人取締役会に出席して経営全体をチェックする監査役会(統治形態によっては監査委員会など)と並ぶ、企業における三大監査機関の一つとして位置づけられています。また、大企業においては、業務の適正確保のため、会社法などが義務付ける「内部統制システム」の運用・検証を内部監査部門が担うことも多いです。

現在、内部監査の指針となるものとして、国内基準では日本内部監査協会の「内部監査基準」、国際基準ではIIA(The Institute of Internal Auditors:内部監査人協会)の「IPPF(International Professional Practices Framework:専門職的実施の国際フレームワーク)」がありますが、日本内部監査協会がIIAの日本支部を兼ねているため、二つの基準には整合性があります。

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