堂島取引所(ODEX)
読み方: | どうじまとりひきじょ |
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英語: | Osaka Dojima Exchange(ODEX) |
分類: | 取引所(日本) |
堂島取引所(ODEX)は、1952年10月6日に設立された大阪穀物取引所を前身とする、大阪府大阪市西区阿波座にある商品取引所をいいます。
商品先物取引法に基づき、農林水産大臣の許可を受けて商品市場を開設する商品取引所で、設立以来、一定の会員資格を有する会員によって組織・運営されていた非営利法人でしたが、2021年に会員組織から株式会社へ組織変更され、社名も「大阪堂島商品取引所」から「堂島取引所」へ変更されました。
また、事業面については、商品先物取引法に基づき、上場商品及び上場商品指数について先物取引並びに上場商品の実物取引をするために必要な商品市場を開設することを主たる目的としています。
目次:コンテンツ構成
堂島取引所(ODEX)の上場商品
現在、堂島取引所(ODEX)は、農産物市場と砂糖市場を開設し、以下のような商品が上場されています。
●農産物市場
コメ、とうもろこし、米国産大豆、小豆
●砂糖市場
粗糖(砂糖の原料)
堂島取引所(ODEX)の沿革
堂島取引所(ODEX)の「堂島」とは、先物取引の発祥地に由来し、伝統ある「堂島」の流れを汲む取引所として発展を目指しています。
・1952年:大阪穀物取引所が開所
・1993年:大阪砂糖取引所、神戸穀物商品取引所を吸収合併し、「関西農産商品取引所」に名称変更
・1997年:神戸生絲取引所を吸収合併し、「関西商品取引所」に名称変更
・2006年:福岡商品取引所を吸収合併
・2011年:米の試験上場を開始(72年ぶりに復活)
・2013年:東京穀物商品取引所からコメ先物取引(米穀)を引き継ぎ、「大阪堂島商品取引所」に名称変更
・2016年:コメ先物取引(米穀)の標準品を整備
・2018年:取引システムを板寄せ方式からザラバ方式に移行
・2021年:組織変更を経て株式会社に移行、「大阪堂島商品取引所」から「堂島取引所」へ名称変更