東京商品取引所(TOCOM)
読み方: | とうきょうしょうひんとりひきじょ |
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英語: | Tokyo Commodity Exchange, Inc. |
分類: | 取引所(日本) |
東京商品取引所は、「TOCOM」や「東商取」とも呼ばれ、東京都中央区日本橋兜町にある、商品先物取引法に基づく、商品取引所をいいます。
長年、日本最大の商品取引所として、日本の商品市場をリードしてきましたが、2019年に日本取引所グループの子会社となり、2020年にグループ内の事業再編が行われたことで、現在は、エネルギーの先物取引を行うために必要な商品市場を開設・運営することを主たる目的としています。
目次:コンテンツ構成
東京商品取引所の上場商品
東京商品取引所は、長年、貴金属市場、エネルギー市場(石油市場)、ゴム市場、農産物市場を運営してきましたが、2019年に日本取引所グループの子会社となり、2020年にグループ内の事業再編が行われ、「総合エネルギー市場」に特化することになりました。
エネルギー
バージガソリン、バージ灯油、バージ軽油、プラッツドバイ原油、東エリア・ベースロード電力、西エリア・ベースロード電力、東エリア・日中ロード電力、西エリア・日中ロード電力
中京石油
中京ローリーガソリン、中京ローリー灯油
東京商品取引所の沿革
東京商品取引所は、1951年に会員商品取引所として前身の「東京繊維商品取引所」が設立されたのが始まりで、2008年に組織変更(株式会社化)し、その後、2019年に日本取引所グループの子会社となりました。
・1951年02月:東京繊維商品取引所が設立
・1952年12月:東京ゴム取引所が設立
・1982年02月:東京金取引所が設立
・1984年11月:3取引所の統合により東京工業品取引所が設立
・1999年06月:日本橋堀留町の本所ビルで業務開始
・2003年01月:第2期取引システムが稼動
・2004年12月:国内の全商品取引所等の出資により日本商品清算機構を設立
・2008年12月:会員商品取引所から株式会社商品取引所に組織変更
・2009年05月:第3期取引システムが稼動
・2012年12月:日本商品清算機構を100%子会社化
・2013年02月:株式会社東京商品取引所に商号変更
・2013年11月:合弁でJAPAN OTC EXCHANGE(JOE)を設立
・2014年06月:JOEで特定商品市場類似施設を開設
・2015年05月:ゴールドスポットの取引を開始
・2016年07月:金現物取引を開始
・2016年09月:第4期取引システムが稼働
・2017年01月:石油現物取引を開始
・2017年03月:プラチナスポットの取引を開始
・2017年04月:JOEを100%子会社化
・2017年05月:石油スワップ取引を開始
・2018年10月:ゴム(TSR20)取引を開始
・2019年09月:電力取引を開始
・2019年10月:日本取引所グループのTOBで子会社となる
・2019年11月:日本取引所グループの100%子会社となる
・2019年12月:監査役会設置会社へ組織変更
・2020年07月:貴金属・ゴム・農産物市場を大阪取引所に移管、所在地を兜町に移転