ニューヨーク商品取引所
読み方: | にゅーよーくしょうひんとりひきじょ |
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分類: | 取引所(米国) |
ニューヨーク商品取引所は、アメリカ合衆国の「NYBOT(New York Board of Trade)」および「NYMEXとCOMEX」の日本語訳として使われる用語をいいます。
昨今では、NYBOTがデリバティブ取引所として「ICE Futures U.S.」という呼称が定着したことから、主に「NYMEXとCOMEX」を指して使われることが多いです。
目次:コンテンツ構成
NYBOTの意味の場合
NYBOT(New York Board of Trade)は、コーヒー・ココア・綿・砂糖・オレンジジュース等の農産品、外国為替、株価指数などが上場された商品先物取引所(先物・オプションの取引市場)で、1998年にニューヨーク綿花取引所(NYCE:1870年創設)とコーヒー砂糖ココア取引所(CSCE:1882年創設)が統合して発足しました。
その後、2007年にインターコンチネンタル取引所(ICE)に買収されて最先端の電子取引所となり、「ICE Futures U.S.」に名称変更されました。
※日本語の市況ニュースなどでは、ICE Futures U.S.の括弧書きに「旧ニューヨーク商品取引所」と表記することもあり。
NYMEXとCOMEXの意味の場合
元々は、NYMEX(New York Mercantile Exchange)とCOMEX(Commodity Exchange)は別々の会社で、1994年に合併し(存続会社はNYMEXで)、その後、2008年にNYMEXがCME Groupに買収されました。
現在、CME Groupの「NYMEX」、およびNYMEXの一部門の「COMEX」の両方を「ニューヨーク商品取引所」と呼称されることがあります。
※日本語の市況ニュースなどでは、NYMEXとCOMEXの日本語訳を区別するため、NYMEXを「ニューヨーク・マーカンタイル取引所(ニューヨーク商業取引所)」、COMEXを「ニューヨーク商品取引所」と表記することもあり。