ウィニペグ商品取引所（WCE）

ウィニペグ商品取引所（WCE）は、現在は「ICE Futures Canada」が正式名称で、カナダのマニトバ州ウィニペグに本拠を置く、農産物（キャノーラ）の先物・オプションを上場するデリバティブ取引所の旧称をいいます。

※キャノーラ：品種改良された「菜種（なたね）」の一種。

1887年に「ウィニペグ穀物と生産取引所（Winnipeg Grain & Produce Exchange）」としてスタートし、過去から現在までカナダで唯一の商品先物取引所で、2004年12月に立会取引から電子取引に変更されました（北米において完全に電子化された最初の商品先物市場）。

そして、世界的な取引所の再編の流れの中で、2007年に米国のインターコンチネンタル取引所（ICE）がWCEを買収し、今日では、ICEグループの一員となっています。