特定街区
読み方: | とくていがいく |
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分類: | 都市計画 |
特定街区は、建築基準法によらずに容積率や建築物の高さの限度などを特別に定めて、市街地の整備改善を図った地区(街区)をいいます。
都市計画法における地域地区の一つで、市街地の整備改善を図るために、街区の整備を行なう区域として指定された地区であり、また比較的自由に大規模な建築物の建築が可能になることから、大規模な都市開発プロジェクトにおいてよく活用されます。
例えば、東京では、丸の内や日本橋、有楽町、銀座、新宿、池袋、渋谷などが、また神奈川では、横浜駅西口やみなとみらい21中央地区などが挙げられます。
一般に特定街区では、その地区の環境整備に有効な空地を確保し、良好な建築計画を推進するために、容積率や高さの最高限度、壁面の位置の制限を定める一方で、敷地単位では、容積率・建ぺい率・斜線制限等の制限が適用されないため、設計の自由度は比較的高いと言えます。