前引け

読み方: ぜんびけ
分類: 株式市場

前引けは、証券取引所(金融商品取引所)において、前場の最後の売買(取引)をいいます。

一方で、前引けに対して、前場の最初に成立した売買(取引)を「寄付き」、後場の最後の売買(取引)を「大引け」、また取引の最後の値段を「引け値(引け)」と言います。

前引け(東京証券取引所)

一般に引け直前に出された注文の取引価格の決定方法は、時間優先の原則を適用せずに、全て同時に出された注文とみなして、価格優先の原則に従って行われる「板寄せ方式」が採用されています。

具体的には、売買注文を順次付け合わせていき、成り行きの売りと買いの注文が全て執行された後、注文が同一価格帯で合致した時に、それまで付け合わせた注文も、その価格を約定値段として売買取引を成立させる仕組みとなっています。

<本用語の使用例>

・東証前引け 小幅続落、通商問題が重荷
・国債先物が小反発で前引け、長期金利は横ばいの0.125%
・日経平均は続伸、前引けは前日比222円43銭高の2万2595円52銭

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