大引け
読み方: | おおびけ |
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分類: | 株式市場 |
大引けは、証券取引所(金融商品取引所)において、後場の最後の売買(取引)をいいます。
一方で、大引けに対して、前場の最初に成立した取引を「寄り付き」、後場の最初に成立した取引を「後場寄り」、前場の最後の取引を「前引け」、また取引の最後の値段を「引け値(引け)」と言います。
一般に引け直前に出された注文の取引価格の決定方法は、時間優先の原則を適用せずに、全て同時に出された注文とみなして、価格優先の原則に従って行われる「板寄せ方式」が採用されています。
具体的には、売買注文を順次付け合わせていき、成り行きの売りと買いの注文が全て執行された後、注文が同一価格帯で合致した時に、それまで付け合わせた注文も、その価格を約定値段として売買を成立させるという仕組みになっています。
なお、株式取引の注文方法では、引けでのみ取引を行うように指定することもできます。
<本用語の使用例>
・大引けにかけては上値の重い展開となった
・重要イベントを控え、大引けはやや上げ幅を縮めた
・日経平均大引け 5日ぶり反落、150円安、海外勢が利益確定売り