陽の陰はらみ
【読み方:ようのいんはらみ、分類:二本足】
陽の陰はらみは、大陽線の翌営業日に出た陰線が、前営業日の大陽線の実体の範囲内に納まるような形状(二本足)をいいます。
酒田五法で使われる「はらみ線」の一つで、特に上昇相場の高値圏において、大陽線(1日目)、陰線(2日目)の順で出現した時は、翌営業日(3日目)の相場(値動き)に注意する必要があります。
一般に高値圏で「陽の陰はらみ」が出現した場合、3日目が下寄りして陰線で引けた場合は、下降相場へ転じた(相場の転換点となった)可能性があると見ることができます。一方で、3日目が上寄りして陽線で引けた場合は、まだ上昇相場は続いている可能性があると見ることができます。ただし、いずれの場合も、総合的に判断することが大切です。
なお、陽の陰はらみとは逆のパターンで、大陰線の翌営業日に出た陽線が、前営業日の大陰線の範囲内に納まるような形状を「陰の陽はらみ」と言います。