下降ウェッジ
【読み方:かこううぇっじ、分類:チャート】
下降ウェッジ(Falling Wedge)は、上値と下値を切り下げながら、もみ合う形のチャートパターンをいいます。
ウェッジ型の一つで、具体的には、上値が切り下がるレジスタンスラインと下値が切り下がるサポートラインの中で価格が揉み合うもので、レジスタンスラインの方が切り下がりの角度が急となっており、その種類には「トレンド継続型」と「反転型」とがあります。
一般にウェッジ(wedge)とは、くさび形を意味し、チャートでは、先端がとがっていく形を形成するのが特徴で、下降ウェッジの場合、下向きの三角形に近づいていきます。また、この期間、上下のいずれにもブレイクできずにとどまっていますが、いずれはラインを越えてブレイクアウトします。
◎ウェッジから上向きにブレイクアウトした場合、急騰する可能性が高い。
◎ウェッジから下向きにブレイクアウトした場合、急落する可能性が高い。
※くさび形:一端が広く他端に至るにしたがって段々と狭くなっている楔(V字形や三角形の道具)に似た形。