配当
読み方: | はいとう |
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英語: | Dividend |
分類: | 配当 |
配当は、基本的な意味として、割り当てて配ることをいいます。これは、株式や保険、ギャンブル(公営競技)、破産、差押などにおいて広く使われる用語で、実際に配られるものは、現金または株式など、それに類するものであることが多いです。
一般に株式の配当については、企業が事業を通じて得られた利益を株主に対して分配(還元)することをいい、具体的には、権利確定日における株主のみが利益配当請求権に基づき受け取ることができるもので、株主還元の最も基本的なものとなっています。
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株式の配当について
株式の配当は、株主が「利益配当請求権(剰余金配当請求権)」に基づいて受け取ることができる利益分配をいいます。
通常、企業が稼いだ利益は、役員賞与などに当てられる以外は、原則として株主に帰属し、その一部は配当として直接株主に還元され、また残りは内部留保として会社に残され(再投資され)、企業価値を向上させることに役立てられます。
●普通配当
決算期ごとに分配される通常のもの。
●特別配当
増益した期などに増額されるもの。
●記念配当
創立記念や上場記念として増額されるもの。
保険の配当について
保険の配当は、「契約者配当金」とも呼ばれ、生命保険や損害保険において、契約者が支払った保険料のうち、実際の保険運営で生じた余剰を契約者に返還(還元)するものをいいます。
●通常配当
費差配当(事業運営にかかる費用が当初の見積もりより低かった場合の配当)、死差配当(実際の契約者死亡率が当初の見積もりより低かった場合の配当)、利差配当(保険金の運用利率が当初の予想を上回った場合の配当)の3つがある。
●特別配当
一定期間以上の長期継続契約に対して支払われるもの。