公図

読み方: こうず
分類: 不動産|図面

公図は、登記所に備え付けられている、土地の形状や隣接地との位置関係(境界)が分かるように作られた「地図に準ずる図面」のことをいいます。これは、通常、旧土地台帳施行細則第2条の規定に基づく地図のことを指し、土地の大まかな位置や形状を表すもので、登記所で閲覧し、写しを取ることができます。

一般に公図は、明治初期の地租改正事業で作られた地図が基になっており、現況と大きく異なる場合があります。それは、明治時代の技術では正確な測量が難しかったこともあり、また徴税の参考資料として作成されたという背景もあり、現況とは一致しないことが多いです。ただし、公図の他に土地の位置や形状を示す公的な資料がない地域では、土地の大まかな位置や形状を明らかにできる点で資料価値があるため、今日でも利用されています。

現在、国土調査法に基づく国土調査の一つで、主に市町村が主体となって一筆ごとの土地の所有者・地番地目を調査し、境界の位置と面積を測量する「地籍調査」が実施されており、日本全国で「公図」を「正確な地図」へと置き換える作業が進められていますが、2014年度末時点で、全国の都市部において正確な地図があるといえる地域は51%に留まっており、まだその進捗率は高くありません。

<公図の着色の意味>

赤:道路、青:水路、黄色:田、薄茶色:畑、黄緑色:原野