短期借入金

読み方: たんきかりいれきん
分類: 勘定科目(B/S)

短期借入金は、金融機関等から調達した1年以内に返済する借入金(ローン)をいいます。

主に運転資金や決算資金、賞与資金などに利用され、通常、資金の調達先としては、銀行・信金・信組・労金・農協等の金融機関、関係会社、株主、役員などがあり、また借入方法としては、当座貸越や証書借入、手形借入、ビジネスカードローンなどがあります。

なお、ローンによっては、返済期日が到来する度に借り換えで対応することも多く、あまりにも短期借入に依存しすぎると、財務面の安全性に欠けることになるので注意が必要です。

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短期借入金の勘定科目について

短期借入金は、返済期日が貸借対照表日(決算日)の翌日から起算して1年以内に到来する借入金を処理する負債勘定科目で、貸借対照表(B/S)においては、貸方の負債の部流動負債に計上されます。

◎貸借対照表 > 負債 > 流動負債 > 短期借入金

また、借入金の支払利息については、損益計算書(P/L)の営業外損益の部の営業外費用に計上されます。

短期借入金の会計処理について

借入金の会計処理では、ワン・イヤー・ルール(一年基準)が適用され、また短期か長期かの区別は、決算日の翌日から1年以内に支払期限が到来するか否かで判定します。

これより、決算日の翌日から1年以内に支払期限が到来するものは「短期借入金」、また決算日の翌日から1年を超えて支払期限が到来するものは「長期借入金」として処理されます。

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