インフォメーション・レシオ

英語: Information ratio
分類: 評価尺度

インフォメーション・レシオは、「情報レシオ」や「情報比」とも呼ばれ、投資信託の運用成績を測る指標の一つで、アクティブ運用(超過収益獲得)の効率性を示す数値をいいます。

具体的には、リスクを加味した超過収益(超過リターン)の尺度で、ポートフォリオ(ファンド)のベンチマークに対する「超過収益率(アクティブ・リターン)の平均値」を「超過収益率の標準偏差(トラッキング・エラー)」で割って求められます。

インフォメーション・レシオの計算式

一般にインフォメーション・レシオは、アクティブファンドなど、リスクを取ってより高いリターンを目指す運用において、実際に取ったリスクに見合った超過リターンが得られたかどうかを検証する際に用いられます。

具体的には、本数値が大きいほど良く、1以上が例外的に良い、0.75が極めて良い、0.5が良いと評価され、通常、0.5を上回れば、標準以上の運用能力があると言われています。

●超過収益率

「アクティブ・リターン」とも呼ばれ、ポートフォリオのリターンからベンチマークのリターンを引いたもの。

●トラッキング・エラー

アクティブ・リスク」とも呼ばれ、超過収益率の標準偏差。

●アクティブ・ファンド

ベンチマークを超える成績を目指そうとするファンド。

iFinancial TV