Skew指数(スキュー指数)
読み方: | すきゅーしすう |
---|---|
英語: | Cboe SKEW Index |
分類: | 各種指数 |
Skew指数(スキュー指数)は、「ブラックスワン指数」とも呼ばれ、シカゴ・オプション取引所(CBOE)が2011年2月23日から公表する、市場の歪み(skew=スキュー)を数値化したリスク指標をいいます。
S&P500を対象とするアウト・オブ・ザ・マネーのオプション価格のデータを使用したもので、ファイナンス理論で「テール・リスク」や「ブラック・スワン・イベント」と呼ばれる、極端な事象(突発的に発生する大幅な下落)が発生するリスクを示すものとなっています。
一般にSkew指数は、米国株のオプション市場において、将来の大きな価格変動に備える取引が増えると上昇する仕組みであり、その特色は、ブラック・スワン(Black Swan)の登場を警戒する不安心理の高まりを示します。
◎Skew指数の値が100の時は、分布が平常な状態であり、あまりテール・リスクがないことを意味する(100になることはまずない)。
◎Skew指数の値が過去平均を超えてくると、下落の場合のテール・リスクが通常以上に大きくなってきていることを意味し、またその値が急激に上昇すると、急落のサインとされる。
※テール・リスク(Tail Risk):発生確率は低いが、発生すると巨額の損失となるリスク。