ロンドン証券取引所(LSE)
読み方: | ろんどんしょうけんとりひきじょ |
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英語: | London Stock Exchange(LSE) |
分類: | 取引所(英国) |
ロンドン証券取引所(LSE)は、London Stock Exchange GroupのLondon Stock Exchangeが運営する、イギリス(英国)のロンドン市のシティにある証券取引所をいいます。
1760年に証券の取引や情報の交換が頻繁に行われていた「Jonathan's Coffee House」というお店で結成された会員制取引クラブが前身で、それが1801年に改名されて「ロンドン証券取引所(LSE)」が設立されました。
英国には、1960年代初頭には全国に22の証券取引所が存在していましたが、今日では、LSEが英国唯一の証券取引所となっています。
目次:コンテンツ構成
ロンドン証券取引所の概要
現在、ロンドン証券取引所は、米国のニューヨーク証券取引所、ドイツのフランクフルト証券取引所、日本の東京証券取引所、香港の香港取引所、中国の上海証券取引所などと共に、世界の主要取引所の一つとなっており、世界経済の中枢の一角を担っています。
◎ヨーロッパ資本等の大規模な投資家基盤があり、世界的に資金調達がしやすく、また世界的に知名度を上げるPR効果が高いため、英国以外の優良企業なども数多く上場している。
◎代表的な株価指数には、時価総額が最も大きい100社を対象としたFTSE100がある。
◎取引システムは、「SETS(ロンドン株式自動取引システム)」と呼ばれるオーダードリブン制に基づくもので、また決済については、英国の通貨であるポンド以外(米ドル、ユーロ、日本円他)でも可能になっている。
運営会社と所在地
London Stock Exchange plc
10 Paternoster Square, London, EC4M 7LS, United Kingdom
株式市場の種類
・Main Market:大企業等が上場
・Alternative Investment Market:新興企業等が上場
取引時間(土日・休日を除く)
・現地時間:8:00-16:30
・日本時間:17:00-1:30(サマータイム:16:00-0:30)
ロンドン証券取引所グループの概要
ロンドン証券取引所グループ(London Stock Exchange Group plc)は、ロンドン証券取引所(LSE)を傘下に持つ、世界的な取引所運営会社です(LSEに上場)。
現在、取引所や清算機関などの運営の他に、データ&アナリティクス事業に注力しており、傘下にグローバルインデックスプロバイダーの「FTSE Russell」や金融情報会社の「リフィニティブ(Refinitiv)」などを持ちます。
<運営マーケット>
・London Stock Exchange(発行市場、流通市場)
・Turquoise(株式取引プラットフォーム)
・CurveGlobal(デリバティブ) 他