預金準備率操作
読み方: | よきんじゅんびりつそうさ |
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分類: | 金融政策・調節 |
預金準備率操作は、「支払準備率操作」とも呼ばれ、中央銀行が行う金融政策の一つで、預金準備率の比率を変更することをいいます。
日本では、日本銀行が預金準備率操作を実施しており、また預金準備率とは、準備預金制度により、金融機関が預金等の残高の一定比率以上を日本銀行に無利子で預け入れる比率をいい、金融機関の種類、預金等の種類、預金等の額(残高)によって決められています(現在、対象となる金融機関は、銀行、農林中央金庫、預金残高1,600億円超の信用金庫)。
一般に預金準備率操作では、準備率を操作(上げ下げ)することによって、金融機関の資金コスト(企業等への貸出の資金を調達するために必要なコスト)をコントロールし、間接的に金融機関の貸出の資金量を調整しています。すなわち、中央銀行は、預金準備金(所要準備額)を通して、マネーストックを増減させることができます。