ラーメン構造
読み方: | らーめんこうぞう |
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分類: | 建築構造 |
ラーメン構造は、「剛接骨組構造(剛接架構)」とも呼ばれ、柱や梁といった部材同士が剛接合され、水平方向の外力等に対抗できる強い骨組を形成している建築構造をいいます。
建物の構造躯体の種類の一つで、ラーメン(rahmen)とは、ドイツ語で「枠、額縁」といった意味で、また剛接合とは、部材の接合部が完全に固定されており、水平方向の力が掛かっても接合部が回転・変形しないことをいいます。
一般にラーメン構造は、耐力壁や筋交いを入れなくても地震等の横揺れに耐えられる構造のため、壁のない自由な空間を作ることが可能で、窓の大きさや位置、間取り、レイアウトなどを比較的自由に設計できます。
また、低層から超高層まで幅広く対応可能で、特に鉄骨造や鉄筋コンクリート造の建物に多く採用されており、例えば、中高層マンションなどでも用いられています。