木造
読み方: | もくぞう |
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分類: | 建築構造 |
木造は、「木構造」とも呼ばれ、建物の土台や柱、梁、桁などの主要構造部分に木材を使用した建築構造をいいます。
また、昨今では、原料となる木材を大小の構成要素に分割して再構成した「木質材料」を用いる建築が増えたため、これを木造と区別して「木質構造」と呼ぶこともあります。
◎木造の建築工法には、伝統構法、木造軸組構法、ツーバイフォー工法、丸太組構法、木質ラーメン構法などがある。
◎木造の構造には、通気性や耐震性などに優れているというメリットがある一方で、鉄筋コンクリート構造などに比べて、強度や遮音性などに劣るというデメリットがある。
<建築基準法の木造の制限>
主要構造部分としての木材について、強度や変形などの問題があるため、高さ13m、軒の高さ9m、または延べ面積3000平方kmを超える建築物は、主要構造部を木造としてはならないと定めている。また、その他にも、土台や柱、梁、軸組についての細かい規定や、防火区域、防火隔壁、異種用途区域を設けるなどの決まりもある。