コンクリート充填鋼管構造(CFT構造)
読み方: | こんくりーとじゅうてんこうかんこうぞう |
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分類: | 建築構造 |
コンクリート充填鋼管構造(CFT構造)は、断面が角形または円形の鋼管に高強度のコンクリートを充填して柱(CFT柱)とし、鉄骨の梁を組み合わせた建築構造をいいます。
鉄骨造や鉄骨鉄筋コンクリート造と比べて、柱の剛性が大きいため、部材(柱等)の断面をコンパクトにすることが可能で、室内空間の自由度に優れています。また、鉄筋を使用しないため、施工性にも優れており、特に大空間建築や高層建築に向いています。
◎CFT構造は、建設省(現・国土交通省)が1985年から1989年の5カ年計画で実施した「新都市ハウジングブロジェクト」から生まれた建設技術。
◎CFT柱では、鋼管とコンクリートの相互拘束効果(コンファインド効果)により、剛性や耐力、変形、耐火、施工などの様々な面で優れた特性を発揮する。
※CFT:"Concrete Filled Steel Tube"の略