二番底
読み方: | にばんぞこ |
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分類: | 視点 |
二番底は、マーケットで使われる場合は、相場が悪化(下落)している時に、一度底を打って好転(上昇)した後、再度悪化(下落)して底を打つことをいいます。また、経済状況(景気)で使われる場合は、単純に二番目の底(下振れ)を指すことが多いです。
一般にマーケットにおいて、下げ相場(下落トレンド)では、一気に大底を付けることは少なく、若干の戻しを繰り返しながら数度にわたって安値を更新していき、その際に最初の安値を「一番底」、次の安値を「二番底」、その次の安値を「三番底」と言い、そして最も安いところを「大底」と言います。
通常、これらの底の判断は、下落トレンドが終わり、上昇トレンドに転じた後にチャートなどから分かりますが、一方で下落トレンドにある時は、二番底や大底の判断は非常に難しいです。
<本用語の使用例>
・景気対策の効果が薄れれば、景気が二番底に陥るリスクがある
・国内勢には二番底に対する警戒感があり、戻り売りスタンスの投資家が多い
・日経平均株価は、逆に200日線を下回れば、3月以降の上昇相場は終了し、二番底模索の展開もあり得る