ストップ配分

読み方: すとっぷはいぶん
分類: 株式市場

ストップ配分は、「比例配分」とも呼ばれ、注文が売りまたは買いのどちらか一方に大きく偏っている場合に行われる処理方法をいいます。これは、金融商品取引所の売買成立方法の一つで、主に株式取引で行われるほか、先物・オプション取引などで行われることもあります。

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ストップ配分の仕組み

金融商品取引所では、通常、売りと買いの数量が同じになったところで価格が決定されますが、売買のバランスが極端に一方に片寄り、ストップ高またはストップ安の水準まで最後まで動いた場合、大引けで「ストップ配分」により、その価格での売り数と買い数の比例で配分して、売買を成立させる仕組みになっています。

<実際の配分法について>

同時呼値を会員別に集約し、各会員に最小単位で配分する。次に、数量の最も多い会員から少ない会員への順で、残数量の3分の1を配分する。そして、残数量の2分の1を配分し、最後に残数量を配分する。

ストップ配分の処理

例えば、証券取引所において、株式のある銘柄において、買い注文が殺到して、ストップ高で大引けを迎え、買い7万株に対して売り1万株の場合、1万株だけ売買を成立させることになります。その際に、買い7万株のうち売買が成立する株数(1万株)は、会員(証券会社)毎に発注数量に比例して配分します。

そして、配分を受けた証券会社は、各社の社内ルール(価格優先ないし時間優先の原則等)に基づいて、各投資家(実際の注文者)への配分を行います。

※ストップ安の場合も、同様の方法で売り注文の配分を行う。

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