公共職業安定所(職安)
【読み方:こうきょうしょくぎょうあんていじょ、分類:雇用】
公共職業安定所(職安)は、愛称を「ハローワーク」と言い、日本において、国民に安定した雇用機会を確保することを目的として、厚生労働省が設置する行政機関(各都道府県労働局の管内に複数設置される出先機関)をいいます。
公共職業安定所の役割
公共職業安定所は、地域に根ざした総合的な雇用サービスを提供する行政機関で、窓口を通じての職業相談や職業紹介、求人情報の提供などを無料で行う以外に、失業時の雇用保険の給付、自発的に能力開発に取り組む場合に必要な給付なども行っています。
◎民間の職業紹介事業等では、就職へ結びつけることが難しい就職困難者を中心に支援する最後のセーフティネットとしての役割を担っている。
◎各地域の公共職業安定所は、それぞれ管轄の地域が決まっているが、求人情報の提供に関しては、管轄地域だけではなく、近くの公共職業安定所のものについても公開している。
公共職業安定所の法的根拠とサービス内容
公共職業安定所の法的根拠とサービス内容は、以下のとおりです。
厚生労働省設置法の第23条(公共職業安定所)
1.都道府県労働局の所掌事務(労働基準監督署に分掌された事務を除く)の一部を分掌させるため、所要の地に、公共職業安定所を置く。
2.公共職業安定所の名称、位置、管轄区域、所掌事務及び内部組織は、厚生労働省令で定める。
公共職業安定所のサービス内容
・求職者向けサービス(求職手続き、雇用保険手続き、その他)
・事業主向けサービス(人材の紹介、雇用保険の適用、助成金・給付金の支給、雇用管理サービス、その他)