たくり線

【読み方:たくりせん、分類:酒田五法】

たくり線は、下降トレンドにおいて、を開け、下放れして現れた、下ヒゲの長いローソク足をいいます。

井戸に落とした桶をたくり上げる動作に由来する呼称で、具体的には、前日の下落の流れを引き継いで安く始まり、その後、大きく値を下げるものの、一転して買いが入って急反発して大きく盛り返した形となっています(長い下ヒゲは、買いの強いエネルギーを表す)。

たくり線の例

一般にたくり線は、下ヒゲが長いほど、また直前の陰線が長いほど、底打ちのシグナルの信頼性が高くなるとされます。さらに、たくり線の後に陽線が出現すれば、上昇トレンドに転換した可能性が高いです。

なお、たくり線の形は、下ヒゲが実体と比べて長いローソク足で、かつ、上ヒゲが短いか、もしくは無いものが該当し、通常は陰線を指すことが多いです(陽線の場合は、さらに反発力が強いという解釈もあり)。

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